小池真理子「存在の美しい哀しみ」

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小池真理子氏のその他の著書を読もうと思って、アマゾンで検索し、この本に目がいきました。丁度、NHKの早朝番組でチェコプラハの情景を見たあとで、この本がそこを舞台にしているということで選びました。

ある若い女性が、プラハに父親の違う兄がいることを知り、訪ねるという話が中心です。いろいろサブの話もあり、人生いろいろだなと考えさせられます。それぞれが、それぞれの人生を生きて、そして、死んでいく。当たり前のことではありますが。。。

私が親しくしていた親戚の何人かは亡くなり、現在、付き合いのある親戚は二人だけになりました。一人は沖縄に居る従兄79歳、もう一人はロスに居る従妹74歳です。二人はこの小説のように父親の違う兄妹です。母親が、私の父の姉です。

従妹は現地ロスで知り合った日本人と結婚していましたが、未亡人となり、子供なく、墓もなく、日系社会のなかで、一人暮らしです。もう、親戚の居る沖縄に戻って暮らしたらと勧めていますが、ふん切れないようです。そして、死ぬことなど、全く考えていないようです。心臓が悪いので、心配です。

まあ、人生、いろいろ、私が心配することではないかも知れませんが。。。