小池真理子「沈黙のひと」

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尊厳死協会の会報のインタビュー記事にでていて、Kindle版で読みました。

小池真理子氏の父がモデルになっています。勿論、小説ですので、フィクション化してありますが、かなりの部分は事実のようです。

小説の主人公のように、著者の父親もパーキンソン病を患い、最後は意思表示ができなくなった状態で亡くなります。そして著者は、遺品から、父親の隠されていた側面を知るわけです。たくさんの本を読み、短歌も趣味で作っていたインテリのイメージの父とは、全く違う面です。それが、この小説を書く、動機となった。その辺の事情は、以下の、エッセーの中で書いています。

一人の男の一生の生き様を、家族や、周りの人々との関係も含めて、見事に描いていますね。

私が、もし、パーキンソン病になったらどうするか???

大きい問題です。ボケ状態が不可逆的であると、はっきりj自覚した時、下の世話が自分でできなくなった時、どうするか。

愛猫二匹は、死期を悟った時に、自ら、食絶ちして死にました。二匹ともです。彼らや、「少年ケニヤ」に出てくる象のように、できるかな???